【個人タクシー独立2025】開業までに必ずやるべき「10の準備」完全チェックリスト

個人タクシー独立開業までに必ずやるべき10の準備 転職準備と戦略

こんにちは。現役タクシードライバー歴7年、70歳のヤヌスです。

個人タクシーとして独立することは、法人ドライバーにとって最大の目標です。しかし、独立は「資格を取って、車を買う」という単純なプロセスではありません。複雑な手続き、審査、行政への届け出、そして最も重要な「法人を辞めるタイミング」を誤ると、独立後のスタートで大きくつまずいてしまいます。

この記事は、前回解説した「独立の条件や資金戦略」を前提に、「合格から開業まで、具体的に何を、どんな順番で、いつまでにやるべきか」という実務的な行動に焦点を当てた、完全チェックリストです。独立を成功させたベテランが実践した、失敗しないための10の具体的なステップを解説します。

この記事でわかること

  • 個人タクシー開業までの「全体スケジュール」(申請から許可まで)
  • 失敗に直結する「車両と自宅車庫」の整備に関する必須要件
  • 独立開業で必ず必要となる具体的な「行政手続き・書類」のチェックリスト
  • 法人を辞めるタイミングを間違えないための「最終確認」ステップ
  • 事業主として最初にやるべき「税金と経理」の準備

1. 個人タクシー開業までの全体スケジュール(申請から許可まで)

個人タクシーの申請から許可、開業までは非常に時間がかかります。まずは全体の流れを把握しましょう。

  • ステップ1:資格要件の確認(乗務年数、無事故無違反の実績)
  • ステップ2:法令試験の受験と合格
  • ステップ3:運輸局への事業許可申請(ここから約3〜4ヶ月)
  • ステップ4:営業区域の研修・指導
  • ステップ5:事業許可の取得
  • ステップ6:車両・機器の整備と検査
  • ステップ7:開業

申請から営業開始まで、半年から1年はかかることを覚悟し、法人時代から逆算して準備を始める必要があります。

2. 開業までにやるべき「10の準備」完全チェックリスト

独立の夢を現実に変えるため、具体的な行動をリスト化しました。上から順番に実行しましょう。

【フェーズ1:申請前】資格取得と基本準備(開業9〜12ヶ月前)

  1. 資金の最終目標額を確定する:(Vol. 1参照)初期費用だけでなく、独立後半年間の運転資金も含む目標額を定めます。
  2. 法令試験のテキスト入手と学習を開始する: 独立資格の第一関門です。独学で合格できるよう、早めに準備します。
  3. 自宅車庫の要件を満たすか確認する: 車両の大きさ、道路からの出入り、賃貸契約などの要件を事前に運輸局資料でチェックします。
  4. 無事故・無違反証明書を取得する: 独立申請に必要な証明書を警察署などで取得し、要件を満たしているか確認します。

【フェーズ2:申請・許可段階】実務的な手配(開業3〜9ヶ月前)

  1. 運輸局に申請書類一式を提出する: 記入漏れや添付漏れがないか、何度も確認します。
  2. 事業用車両の目星をつける(購入/リース): 許可が下りる時期を逆算し、車両の手配業者やディーラーと契約時期の相談を始めます。
  3. 必要機器の見積もりを取る: メーター、ドライブレコーダー、GPS、行灯、防犯機器など、設置業者から見積もりを取得します。

【フェーズ3:開業直前】最終手配と法人退職(開業0〜3ヶ月前)

  1. 法人への退職意向を伝える: 会社規則を確認し、許可の見込みが立った段階で、円満退職を目指して早めに伝えます。(※独立審査に影響を及ぼさないようタイミングは慎重に)
  2. 個人事業主としての届出を税務署に行う: 開業届や青色申告承認申請書を提出します。これは独立後の税金対策の根幹です。
  3. 事業用自動車保険に加入する: 補償内容が法人時代より手薄になりがちです。対人・対物無制限、運転者限定特約などを吟味して選定します。

3. 成功への最終確認:法人を辞めるタイミング

最も多くの人が失敗するのが、法人タクシーを辞めるタイミングです。独立の許可が下りても、すぐに営業開始できるわけではありません。

  • 原則: 個人タクシーの営業許可証を受け取ってから、車両検査などを終え、いつでも営業開始できる状態になってから、法人を退職するのが理想です。
  • 危険なパターン: 許可が下りる前に法人を辞めてしまうと、収入源が断たれた状態で、数ヶ月間、車両購入費や機器設置費を支払い続けることになり、精神的・金銭的に追い込まれます。

🚨 まとめ:チェックリストは「独立への羅針盤」

個人タクシー開業は、手続きの煩雑さで挫折する人が多いのが現実です。この「10の準備」チェックリストを羅針盤として、抜け漏れなく、計画的に独立への階段を登ってください。この努力と準備こそが、独立後の安定収入に繋がります。

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