こんにちは。現役タクシー歴7年、70歳のヤヌスです。
「流し営業」はタクシー運転手の基本ですが、効率の悪さや地理的な不安から、新人ドライバーにとっては大きな壁となります。
しかし、現代ではGOやUberなどの配車アプリが飛躍的に普及したことで、「流し営業をほとんどしなくても稼げる」時代になりました。特に、アプリは高単価な長距離客や定期利用客を効率よく見つけるための強力なツールです。
この記事では、ベテランドライバーがアプリを単なる「ツール」ではなく「戦略的な集客手段」として活用し、高単価を狙うための具体的な時間帯戦略、そして最も重要な「待機場所」の極意を解説します。
アプリ配車で高単価を狙う3つの戦略的要素:
- ・時間帯によるアプリの使い分けと「高単価」が発生するエリア予測。
- ・アプリ配車依頼が集中する「空白地帯」での待機術。
- ・アプリ客を「固定客」に変える、最後の数秒での接客技術。
1. 時間帯別:アプリの利用者と単価を読み切る
アプリ利用客は時間帯によって移動目的が明確に変わります。これを理解することが、高単価を狙う第一歩です。
1-1. ゴールデンタイム(7時~10時):ビジネス利用の長距離
この時間帯は、企業の役員やビジネスパーソンが空港や主要駅へ向かう「長距離移動」が多いです。彼らは時間を買うため、多少の料金を気にせずアプリを利用します。高級ホテルや大企業のオフィス街から少し離れた待機スポットでGOやS.RIDEを待つのが効果的です。
1-2. ランチタイム(11時半~14時):短距離で回数を稼ぐ
ランチミーティングや近隣への移動が増える時間帯です。単価は低いですが、回転率が良いため、「実車率」を高めたい場合に最適です。この時間帯は、飲食店が多いエリアの中心部ではなく、少し外れたオフィスビルの周辺を狙います。
1-3. 深夜(22時~終電後):終電難民をアプリで確保
深夜帯は「酔客」が中心ですが、アプリ利用者の中には、現金を持ち合わせていない、またはタクシーを探すのが面倒な富裕層の終電難民が多く含まれます。この時間帯は、歓楽街の裏通りで待機し、アプリの依頼を静かに待つのが賢明です。
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2. アプリ配車を待つ「戦略的待機場所」の極意
流し営業をしない場合、どこで待機するかがすべてです。アプリ依頼が集中する場所には明確な傾向があります。
2-1. 駅前乗り場と「アプリ待機」は明確に分ける
主要駅のタクシー乗り場は「流し営業」の客が中心です。アプリ利用者は、長い行列を避けているため、駅の乗り場から徒歩3分~5分離れた場所に待機することが鉄則です。この「空白地帯」がアプリ依頼の集中地です。
2-2. 病院、高齢者施設、商業施設付近の「定時予約」を狙う
病院や高齢者施設は、定期的な通院や移動でアプリの「定時予約」が多い場所です。朝や夕方の予約が多い時間帯に、これらの施設の周辺で待機することで、確実に予定された高単価な配車を得ることができます。
2-3. GOとUberの「得意エリア」を意識的に使い分ける
GOは国内利用者、Uberは外国人やビジネス層の利用が多い傾向があります。待機しているエリアの客層を分析し、その場でより高単価が見込める方のアプリを優先的に利用するという使い分けが重要です。
3. アプリ客を「固定客」に変える最後の数秒の接客
アプリ客は基本的に非接触で移動を完結させたい傾向がありますが、プロはこれを逆手にとって固定客に繋げます。
3-1. 乗車前の「確認作業」を完璧に行う
乗車時、「〇〇様でよろしいでしょうか?行き先は〇〇ですね」と、アプリで表示された情報を正確に復唱します。この丁寧さが、アプリ利用客の「非接触でも間違いがない」という安心感に繋がり、高い評価(星)に繋がります。
3-2. 降車時の「決済と荷物」への配慮
アプリ決済が完了している場合でも、「アプリでの決済が完了しておりますので、そのままドアをお開けいたします」と優しく声をかけることが重要です。降車時の荷物への細やかな気遣いが、次回以降のアプリ指名に繋がるのです。
まとめ:アプリは「運」ではなく「戦術」である
アプリ配車は、もはや運任せのツールではありません。時間帯、待機場所、そして最後の接客という「戦術」を磨くことで、流し営業よりもはるかに安定した、高単価な収入を得ることができます。
流し営業が苦手な新人ドライバーこそ、このアプリ戦略でベテラン以上の高収入を目指してください。
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