【時間帯で稼ぎ方を変える】福岡市タクシー「朝・昼・夜」プロの客層別営業戦略と狙い目マップ

時間帯で稼ぎ方を変える。

こんにちは、現役ドライバー歴7年、70歳のヤヌスです。

「どこを流せば稼げるか」という質問に、答えはありません。なぜなら、福岡市のタクシー需要は時間帯によってお客様の属性と移動目的が劇的に変わるからです。

闇雲に天神や博多をグルグル回るだけでは、非効率な空車時間が増えるだけです。稼いでいるプロは、「今、街のどこで、どんな人が動いているか」を常に予測しながら動いています。

この記事では、私の実務経験に基づき、福岡市内の主要エリアを「朝・昼・夕方・夜」の4つの時間帯に分けて、それぞれの客層と、最も効率的な稼ぎ方を徹底解説します。新人ドライバーの方は、ぜひ運行計画の参考にしてください。

この記事でわかること(時間帯別攻略マップ):

  • ・午前中の「安定収入」を確保する住宅街での戦術
  • ・日中午後の「高実車率」を叩き出す流しのターゲット
  • ・夜間営業に入る前に掴んでおきたい「夕方」の復路客攻略法
  • ・無線配車と流しを切り替えるプロの判断基準

1. 【午前中】安定収入を確保する「住宅街・病院」戦略(5:00〜11:00)

早朝から午前中の需要は、主に日常生活と業務に関連した移動です。この時間帯は、繁華街で粘るよりも住宅街の需要を確実に拾う方が効率的です。

1-1. 顧客の属性と目的

  • 出勤客: 駅から遠い住宅街の会社員、工場勤務など。
  • 通院客: 総合病院や専門クリニックへ向かう高齢者層。
  • 買い物客: スーパーや百貨店への移動。

1-2. プロの稼ぎ方(ヤヌス流)

この時間帯の鉄則は「流しより無線待機」です。

  • 無線待機: 住宅街の大手スーパーや総合病院の乗り場(タクシーレーン)の近くで待機するか、無線配車に重点を置くのが得策です。お客様は「確実に車を呼びたい」と考えているため、無線配車が多くなります。
  • 狙い目エリア: 福岡市内の地下鉄駅から少し離れた規模の大きな住宅団地周辺。

2. 【昼前後】高実車率を狙う「観光・ビジネス」戦略(11:00〜16:00)

お昼前後からは、天神・博多などの中心地での移動が活発になります。この時間帯は、流し(実車での走行)が効果的です。

2-1. 顧客の属性と目的

  • ビジネス客: 企業間やオフィス街からランチ・会議への移動。
  • 観光客: 博多駅・福岡空港から観光スポット(大濠公園、福岡タワーなど)への移動。
  • ランチ客: 天神・大名・博多駅周辺での飲食店への移動。

2-2. プロの稼ぎ方(ヤヌス流)

  • 流し: 天神や博多駅周辺のオフィスビル街を中心に流します。ただし、渡辺通のように交通量が多すぎる場所は渋滞にハマりやすいため、一本裏の通りを意識して流すのがコツです。
  • 狙い目エリア: 博多駅の筑紫口(ビジネスホテルが多い)中洲川端周辺の商業施設。特に雨天時はこのエリアでの流しが最も効率的です。

3. 【夕方】夜間営業への布石となる「復路客・帰社」戦略(16:00〜20:00)

夜間営業の準備に入る前のこの時間帯も、安定して需要があります。この客層を確実に拾うことで、夜間のスタートダッシュが決まります。

3-1. 顧客の属性と目的

  • 帰宅客: 病院や大型商業施設から自宅に戻る復路客。
  • 業務移動: 外回りを終えて会社に戻るビジネス客。
  • 飲食への移動: 20時以降の飲食に向けて、自宅やホテルから移動を開始する客層。

3-2. プロの稼ぎ方(ヤヌス流)

この時間は、朝とは逆に「出先からの帰路」を狙うのが鉄則です。

  • 待ち伏せ: 午前に賑わった総合病院のタクシー乗り場や、大型ショッピングモールの出口周辺で待機します。ただし、待ち時間が長すぎる場合はすぐに流しに切り替える判断が重要です。
  • 移動先: 天神・博多方面へ向かうビジネス客の波に乗って、夜間の中心地へ向かいながら流すと効率的です。

4. 【夜間】高単価を狙う「歓楽街・帰宅」戦略(20:00〜翌朝)

最も売上が立つ時間帯ですが、競合も多いため、冷静な判断が求められます。

  • 博多/中洲:週末や金曜夜は高単価の長距離客(郊外・空港など)が期待できますが、待機場所の確保が鍵となります。
  • 大名/親不孝通り:週末の若者や飲食後の帰宅客が多いですが、近距離客(ワンメーター)で終わるリスクも高いことを常に意識すべきです。

🚨 まとめ:ヤヌス流「時間帯別・無線と流しの切り替え基準」

福岡で稼ぐプロは、常に「無線」と「流し」を意識的に切り替えています。

【ヤヌス流:切り替え判断の目安】

  • 午前中(5-11時): 無線比率 6割 → 住宅街で効率的な配車を狙う。
  • 日中(11-16時): 流し比率 7割 → 中心地のビジネス・観光需要を積極的に拾う。
  • 夕方(16-20時): 流しと待機 5割ずつ → 病院やモール周辺で確実に復路客を拾いつつ、中心地へ移動。

この時間帯別の戦略をマスターし、福岡市で効率よく稼ぎ続けてください。

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