こんにちは、福岡市の老舗法人タクシーで嘱託乗務員を務める現役ドライバー歴7年,70歳のヤヌスです。
現代のタクシー営業において、「配車アプリ」の活用は、もはや**選択肢ではなく必須のスキル**です。特に福岡市では、DiDiとGOの普及率が非常に高く、アプリを使いこなせるかどうかで、日報の売上に**20%以上**の差が出ます。
流し営業や付け待ちに慣れていない新人ドライバーにとって、アプリは「空車時間をゼロにする」ための最も強力な武器となります。
この記事では、DiDiとGOを最大限に活用し、安定して売上を上げるための具体的な配車戦略と、現役ドライバーだけが知るアプリの「裏技的な使い方」を公開します。
この記事でわかること:
- ・ 福岡でアプリを活用することで売上が「20%アップ」する根拠
- ・ DiDiとGOの「特性と得意な時間帯」を使い分ける戦略
- ・ 空車になりやすいエリアをアプリで埋める「ゼロ空車戦略」
- ・ 【裏技】配車アプリで「長距離客」を狙うための具体的な設定と場所
1. 福岡タクシーの「アプリ売上20%アップ」の根拠
アプリの活用は、新人ドライバーがベテランとの差を埋める最も早い方法です。福岡市内では、売上の平均20%~30%がアプリ経由となる会社も珍しくありません。
1-1. アプリの最大のメリット:空車時間の削減
タクシー営業で最も効率を悪化させるのは「空車時間」です。アプリは、この空車時間を狙い撃ちで解消してくれます。
- 空車時間の劇的削減: 流し営業が難しいエリアや、付け待ちの列に並ぶ必要がないため、客を見つけるまでの時間を短縮できます。
- 「迎車料金」による収益増: お客様が迎車料金を支払うことで、短距離でも一定の利益が確保しやすくなります。
- データに基づいた営業: アプリのヒートマップ(需要予測)を見ることで、「今、どこが稼げるか」を経験に関係なく知ることができます。
1-2. DiDiとGO:福岡で知っておくべき2大アプリの特性
福岡市内の主要な法人タクシーのほとんどが、DiDiかGO、あるいはその両方を導入しています。それぞれの特性を理解し、時間帯で使い分けることが重要です。
アプリ名 | 得意な時間帯・エリア | 活用戦略のポイント |
---|---|---|
DiDi | 朝(通勤)、夜(繁華街)。ユーザーが多い。 | 繁忙時間帯は優先的に起動し、回転率を上げる。クーポン利用客が多く、短距離が多い。 |
GO | 昼間(通院・商業施設)、予約配車。 | 周辺需要(ヒートマップ)を常にチェックし、短距離の配車を効率よく拾う。長距離配車も期待できる。 |
2. プロの戦略!「ゼロ空車」を実現するアプリ活用術
アプリをただ待つのではなく、「次にどこへ行くか」をアプリに決めさせるのがプロの戦略です。
2-1. 流し営業との連携:空車になりやすいエリアを埋める
アプリは、人が少なく「流し」で客を見つけにくいエリアや時間帯を狙い撃ちでカバーするツールとして使いましょう。
- 郊外での活用: 病院や団地エリアで客を降ろした後、すぐにアプリを起動。すぐに次の配車が入ることが多く、空車で市内へ戻る無駄を減らせます。
- 付け待ちの列からの離脱: 駅や空港の付け待ちの列が長い場合、待つ時間でアプリ配車を2~3件こなす方が、時給が上がる場合があります。
2-2. ヤヌスのアドバイス:アプリの「拒否」と「長距離狙い」の裏技
- 長距離狙いの設定: GOアプリには、配車エリアや目的地設定で長距離を狙いやすくする機能があります(会社による)。これを使いこなすと、短距離の連続を避け、売上単価を上げられます。
- アプリの「拒否」は慎重に: 配車依頼を拒否しすぎると、アプリ側からの優先度が下がる傾向があります。特に需要が少ない時間帯は、短距離でも確実に乗車して評価を維持することが重要です。
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3. アプリ需要の「ピークタイム」と「エリア」攻略
アプリの需要が最も高まるのは、以下の時間帯とエリアです。
3-1. 時間帯別:アプリ配車が急増する瞬間
アプリは、天候やイベントに強く影響を受けます。
- 朝の通勤ラッシュ(7時〜9時): 博多駅・天神周辺のオフィス街。短距離の連続で、売上の土台を築きます。
- 終電後(翌0時〜2時): 天神、中洲、大名周辺。深夜割増と相まって、一気に日報額を伸ばすチャンスです。
- 雨天時: 降雨時の需要は、普段の2~3倍に跳ね上がります。すぐにアプリを起動し、需要予測(ヒートマップ)が赤いエリアへ直行しましょう。
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3-2. ヤヌスのアドバイス:ヒートマップ(需要予測)の賢い使い方
- ヒートマップの「色」を追う: ヒートマップで色が濃い(需要が高い)エリアに移動するのは基本ですが、そこで「待たない」のがプロです。そのエリアの「周辺」で流しながら、依頼が入ったらすぐに迎えに行ける位置で待機しましょう。
- 配車の連鎖を断ち切らない:配車が終わった直後、まだお客様を降ろした場所周辺にいる間に次の配車依頼を取る「連鎖」こそが、空車時間ゼロの理想的な状態です。これを常に意識してください。
🚨 まとめ:アプリは「時給」を上げるためのツール
タクシードライバーの収入は、「実働時間」に対する「売上(時給)」で決まります。配車アプリは、新人でも経験者と同じように「稼げる場所」と「空車時間の削減」という情報を提供し、時給を上げるためのツールです。
DiDiとGOの特性を理解し、流し営業や付け待ちと組み合わせることで、あなたの売上は確実に向上します。
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