タクシー運転手に必要な普通二種免許取得と実際の勤務までの要点解説

福岡市ヒルトン福岡シーホークエントランスの付け待ち営業 運転免許
この記事ではタクシー乗務員(運転手)になるために必要な資格とその取得方法及び実際の勤務までの流れについて簡潔にまとめます
直接必要ではないと思われる情報については極力割愛します。
また、現役のタクシー乗務員である私の個人的な体験についても言及し、これからタクシー運転手を目指す人に有益なアドバイスができればと思います。

タクシー運転手に必須の二種免許とは?

よく二種免許と言われているタクシー運転手に必須の運転免許の正式な名称は「普通自動車第二種運転免許」と言います。

二種免許を取得するためには:

①「普通自動車第一種運転免許」、つまり通常の一般的な乗用車の運転に必要な免許証を取得して3年を経過している必要があります。

②二種免許の受験には満21歳以上である必要があります。

大型二種免許(バスの運転手さんなど)を持っている場合は改めて普通二種免許試験を受験する必要はありません。そのままタクシー運転手として勤務可能です。
*その他の免許の場合はすべて改めて受験し普通二種免許を取得する必要があります。

普通二種免許試験の流れと内容

一種同様に、学科試験と実車による技能試験があります。

学科試験の内容

学科試験は以下の内容に基づいて構成されています。

1)道路交通法に関する知識:交通ルール、信号機の意味、速度規制などの法規に関する理解。

2)交通安全に関する知識:事故の防止、運転時の安全確保、危険回避の方法などに関する基本的な知識。
3)自動車の基本知識:車の構造や機能、メンテナンスに関する基本的な知識。
4)運転技術に関する知識:適切な運転姿勢、車両の操作方法、交通状況への適切な対応の知識。

学科試験合格後に行われる適性検査

学科試験に合格したら実車での技能検査を受ける前に適性検査を受けることになります。

適性検査は、聴力検査、視力検査、暗所視力検査、視野検査、色覚検査などから構成されています。

これらの検査で一定の基準を満たせば技能検査を受けられますが、不合格の場合は技能検査は受けられません。

適性検査で確認されるのは、運転に必要な視覚能力や聴覚能力などの身体的要件を満たしているかどうかです。

安全運転に支障がないかを判断するための重要な検査なので、確実に合格しなければなりません。

普通二種免許取得を目指す際は、この適性検査に合格することが技能検査を受けるための前提条件となりますので、検査の時期や内容を理解しておく必要があります。

普通二種免許の適性検査の内容を表にまとめると以下のようになります。

検査項目 内容 主な基準
視力検査 遠距離視力(5m) 近距離視力(30cm)両眼視力 矯正視力 裸眼0.7以上 矯正視力1.0以上
視野検査 水平視野 上下視野 左右視野 一定の視野範囲が必要
暗所視力検査 暗い環境下での視力 一定以上の暗所視力が必要
色覚検査 色の識別能力 一定の色覚識別力が必要
聴力検査 左右の聴力 一定の聴力レベルが必要
身体機能検査 上肢/下肢の機能 錐体外路障害の有無 ふらつき 運転操作に支障がないこと

技能試験の内容

技能試験は以下の内容に基づいて構成されています。
1)ドライビングスキル:安全な運転技術や交通ルールの遵守、車両の適切な操作方法、スムーズな車両の制御能力の評価。
2)道路交通への適切な対応:交差点や信号の通過、車線変更、駐車など、実際の道路状況に対する適切な対応の評価。
3)安全な運転行動:事故の防止や危険回避のための適切な行動、周囲とのコミュニケーション、適切な反応速度などの評価。
4)状況判断能力:様々な交通状況や道路の特性に応じた運転判断能力の評価。

タクシー会社面接→二種免許取得→勤務までの流れ

第一ステップ:タクシー会社に問い合わせ履歴書持参で面接を受ける。

第二ステップ:面接では志望動機や人物評価、コミュニケーション能力、運転経験や適性などが評価される。また、タクシー運転手としての適性や能力についても質問される場合もある。

第三ステップ:面接に合格し採用内定となり、普通二種免許試験を受けるための準備(学科試験と技能試験の準備)を始める。

第四ステップ:普通二種免許試験(学科試験及び技能試験)を受験し合格すれば普通二種免許を取得する。

第五ステップ:普通二種免許取得後はタクシー会社が指定する研修を受ける。

主な研修内容は以下の通り。

①実際の運転や業務に関する知識(メーター機やナビ機の操作、入出庫時点での車両点検や業務終了の仕方、日報の記入法など)の習得。

②研修担当者が同乗して街中を運転しながら道に慣れることを目的に行う側乗研修。

これらの一定の研修を終了して初めて実際のタクシー運転手としての勤務が始まる。

※採用内定から実際にタクシー運転手として勤務するまでは日当(¥7,000〜10,000)が支払われるのが普通です。

私がタクシー運転手になるまでの経験

上記の第三ステップに関連することですが、多くのタクシー会社では二種免許取得制度を採用しています。

掛かる費用(だいたい20数万円)はタクシー会社が負担してくれますが、この場合はその会社で2年間勤務を続けることが条件となります。

私の場合は当時入社したタクシー会社の指示で二種免許を取るまでの間福岡市にある野間自動車教習場に通うことになりました。

数日の間学科に係わる注意点や側乗で実際の路上運転での注意点を学び、二種免許の試験は筑豊試験場に自分の車で行きました。

一発合格の人も稀にいますが、私の場合は63歳という年齢だったせいか8回目の挑戦でやっと合格となりました。

受験するたびに¥7,650(受験手数料¥4,800+試験車使用料¥2,850 )の受験費用を払いましたが、これも会社に請求し支払って頂きました。

実は、二種免許を取得する際にお世話になったタクシー会社は実際の勤務に入った後約3カ月後に退社することになりました。

では、二種免許取得に掛かった費用と2年間の勤務の縛りはどうなったか?

これは次に就職することになったタクシー会社が費用を支払うことで解決しました。

これについては別の記事で詳しく述べます。

まとめ

  1. タクシー乗務員になるためには「普通自動車第二種運転免許」(二種免許)を取得する必要があります。
  2. 二種免許を取得するには、一種免許取得後3年以上経過し、21歳以上である必要があります。
  3. 二種免許試験には学科試験と学科試験合格後の適性検査及び実車による技能試験があります。
  4. タクシー運転手になるまでの一連の流れは……タクシー会社への応募 → 面接 → 採用内定 → 二種免許取得 → 会社研修 → 運転手としての勤務、という流れになります。
  5. 私の場合は63歳で8回の挑戦を経て二種免許を取得しました。取得費用は会社が負担しましたが、2年間の勤務が条件でした。
  6. しかし3ヶ月後に退職し、次の会社が費用を肩代わりすることで転職できました。

タクシー運転手を目指す人へのアドバイスとして、二種免許取得は容易ではないが、ご本人の真面目な努力と会社のサポートがあれば誰でも可能と言えます。

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