こんにちは、福岡市の老舗法人タクシーで嘱託乗務員を務める現役ドライバーのヤヌスです。
定年を迎え、またはそれを前にして、多くの方が「この先も健康的に、自分のペースで収入を得られる仕事はないか」と考えているのではないでしょうか?
結論から言うと、タクシー運転手こそが、定年後の理想的なセカンドキャリアです。私自身、70歳を超えてもなお現役で乗務していますが、肉体的にも精神的にも、無理なく収入を得ることができています。
この記事では、タクシー運転手がシニア層にとって最高のセカンドキャリアである3つの具体的な理由と、無理なく長く働くための秘訣を、私の実体験に基づいてお話しします。
この記事でわかること:
・タクシー運転手が「定年がない仕事」と言われる本当の理由と、長く働くための条件
・セカンドキャリアで最も大切な「時間の自由」を、タクシードライバーがどう実現できるか
・健康維持と収入を両立させる、シニア層に最適な「勤務形態」の選び方
・70歳現役ドライバーが実践する「疲れを翌日に残さない」ための秘訣
1. タクシー運転手がシニア層に最適な3つの理由
1-1. 【最大の魅力】「定年がない」という精神的な安定
現実: 多くの法人タクシー会社では、法律上の定年はありますが、意欲と健康があれば、私のように嘱託(再雇用)という形で70歳を超えても働くことができます。
メリット: 会社にしがみつく必要も、再就職を心配する必要もありません。自分の体が資本であり、自分のペースでキャリアを終えることができるという精神的な安定感が得られます。
1-2. 【健康維持】運転が「適度な運動」になる
誤解: 運転は座り仕事だから健康に良くないと思われがちです。
ヤヌスの現実: タクシーの仕事は、乗務中の適度な緊張感や、お客様の乗降時の動作、休憩時のストレッチなど、適度な刺激が認知機能と身体の衰えを防ぎます。完全に家に閉じこもるよりも、はるかに健康維持に貢献します。
1-3. 【時間の自由】生活に合わせた「勤務形態」が選べる
多様性: 昼日勤(朝から夕方)、夜日勤(夕方から深夜)、隔日勤務(2日分を1日で働く)など、ライフスタイルと体力に合わせた勤務形態を選べます。
セカンドキャリア戦略: 完全に稼ぐことに集中せず、日勤で無理なく健康維持を優先する働き方を選択できる柔軟性が魅力です。
2. 長く・無理なく働くための「勤務形態と戦略」
2-1. シニア層に最適なのは「昼日勤」
理由: 体力的な負担が少なく、深夜勤務による睡眠リズムの乱れを避けられるため、最も健康的に働けます。
目標: 売り上げのトップを目指す必要はありません。安定して平均レベルの収入を維持することを目標とします。
2-2. 勤務中に「疲れを翌日に残さない」プロの秘訣
秘訣1:2時間ごとの「10分休憩」: 長距離運転の休憩だけでなく、最低でも2時間ごとに車を止め、車外に出て軽くストレッチをする。ちなみに、私が勤めるタクシー会社では2時間ごとに10分以上の休憩を取ることがルールとなっています。
秘訣2:食事の質: 運転中の食事は消化の良いものを心がけ、過度な糖質摂取を避ける。何より、よく噛んで腹八分を励行しましょう。これが集中力の維持に直結します。
2-3. セカンドキャリアならではの「心の余裕」を持つ
心構え: 現役時代のように昇進やノルマに追われる必要はありません。**「お客様を安全に目的地に送り届けること」と「自身の健康」**を最優先に考えることで、ストレスフリーで長く続けられます。
🚨 まとめ:健康と収入を両立させる理想の選択
タクシー運転手というキャリアは、定年後の人生において、お金の心配、孤独、健康の不安を解消してくれる、理想的な選択肢です。
私自身が証明しているように、適切な会社と勤務形態を選べば、70歳を超えても社会との繋がりと安定収入を維持できます。
ぜひ、この機会にタクシー運転手というセカンドキャリアに一歩踏み出し、健康で充実した老後を実現してください。
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