こんにちは、現役ドライバー歴7年、70歳のヤヌスです。
タクシードライバーは「高収入で自由」と言われる一方で、「長時間労働で大変」「事故や防犯が不安」といったイメージもつきものです。
この記事では、私が7年間、現役で働く中で感じた**“光と影”=メリットとデメリット**を、実体験を交えて本音で解説します。
「きつい」という噂が本当なのか、そしてその不安をどう乗り越えればいいのか——。
これからタクシードライバーを目指すあなたが後悔しない判断をするための参考にしてください。
この記事でわかること(不安解消):
- ・高収入や自由な勤務形態など、タクシー転職の光の部分(メリット)
- ・「きつい」と言われる影の部分(デメリット)を現役ドライバーが正直に解説
- ・未経験者がデメリットを乗り越え、高収入を実現するための具体的な対策
1. 【光の部分】タクシードライバーの4つの大きなメリット
タクシードライバーの仕事は、特に「個人事業主的な自由さ」を求める人にとっては、他の仕事にはない魅力があります。
1-1. メリット①:頑張り次第で収入の上限がない(高収入の可能性)
歩合給制度が基本であるため、努力と工夫(営業戦略)が直接収入に反映されます。
- 年齢・学歴不問: 70歳の私でも現役で稼げているように、年齢や過去のキャリアに関係なく、戦略と技術次第で高収入を目指せます。
- 明確な目標: 売上目標が明確なので、それをクリアするためのモチベーションを維持しやすいです。
1-2. メリット②:出勤日が少なく、プライベートな時間が充実
隔日勤務(1日働いて、翌日休み)の場合、月の出勤日数は11〜13日程度です。
- 明け休み: 勤務終了後、次の勤務までの時間はすべて自由時間です。この明け休みと公休を合わせることで、旅行や趣味に使える時間が増えます。
- 自由な休憩: 法定休憩時間(隔日勤務で最低3時間)は、自分の好きな場所、好きなタイミングで取得できます。
1-3. メリット③:人間関係のストレスが少ない(一人の時間が多い)
基本的に運転中は一人であり、わずらわしい職場の人間関係に悩まされることがありません。
- 単独業務: 上司や同僚の目を気にせず、自分のペースで業務を進められます。
- お客様との関係: お客様とのコミュニケーションは一期一会。煩雑な付き合いはありません。
1-4. メリット④:定年後のセカンドキャリアに最適
普通自動車免許(AT限定可)があれば、比較的容易にスタートできるため、中高年からの転職が多いです。
- 年齢制限の緩和: 定年後も、意欲と体力があれば70歳前後まで働き続けることが可能です。
2. 【影の部分】タクシードライバーの4つのデメリットと対策
「きつい」と言われる部分には、明確な理由があります。デメリットを理解し、事前にその対策を立てることが、転職成功の鍵です。
2-1. デメリット①:勤務時間が長く、生活リズムが不規則になりがち
隔日勤務は拘束時間が約20時間と長く、特に夜間営業があるため、体調管理が難しい側面があります。
【現役の対策】
勤務中の法定休憩(仮眠)を削るのは厳禁です。明け休みを惰眠に費やすのではなく、規則正しい生活を意識し、翌日の勤務に備えることがプロの鉄則です。
2-2. デメリット②:最初のうちは収入が不安定になる
地理や営業戦略に慣れない入社直後は、売上が伸びず、給与保証がないと生活が不安定になるリスクがあります。
【現役の対策】
必ず「給与保証制度」が充実している会社を選ぶこと。そして、最初の3ヶ月で地理と営業の基礎を徹底的に学ぶことです。詳しくは関連記事を参照してください。
2-3. デメリット③:長時間運転による身体への負担
長時間の着座姿勢は、腰痛や肩こり、エコノミークラス症候群のリスクを高めます。
【現役の対策】
休憩中は必ず車外に出てストレッチを行うこと。また、シートクッションなどのグッズを活用し、体への負担を軽減する工夫が必要です。
2-4. デメリット④:事故や防犯上のリスク
交通事故のリスクは常にあり、ごくまれにお客様とのトラブルや防犯上のリスクもあります。
【現役の対策】
防犯カメラやドライブレコーダー、防犯板が設置された最新の車両を導入している会社を選ぶこと。また、深夜の泥酔客は毅然とした態度で対応することが重要です。
3. 結論:「きつい」を上回るメリットを感じるために
「タクシードライバーの仕事はきついか?」という問いに対し、私の答えは「慣れるまではきつい部分もある」です。しかし、その「きつさ」を乗り越えれば、他の仕事では得られない大きなリターンがあります。
メリット(光の部分) | デメリット(影の部分) |
---|---|
頑張り次第で収入の上限がない | 勤務時間が長く、生活リズムが不規則 |
出勤日が少なく、自由時間が多い | 最初のうちは収入が不安定 |
人間関係のストレスが少ない | 長時間運転による身体への負担 |
定年後のセカンドキャリアに最適 | 事故や防犯上のリスクがある |
タクシー転職が向いている人・向いていない人
向いている人(メリットを享受できる人) | 向いていない人(デメリットを感じやすい人) |
---|---|
・自分のペースで仕事を進めたい人 | ・人とのコミュニケーションが苦手な人 |
・努力が直接収入に反映される仕事をしたい人 | ・規則正しい日中の勤務を重視する人 |
・体力と自己管理能力に自信がある人 | ・長時間の運転に慣れていない人 |
🚨 まとめ:重要なのは準備
デメリットを「きつい」で終わらせず、「対策」を立てて臨むこと。それがプロであり、未経験から高収入を目指す最短ルートです。
特に「給与保証」と「地理の習得」に関する準備は重要です。以下の関連記事で、転職準備を万全にしてください。