こんにちは。本日71歳となり、現役タクシードライバー歴8年となったヤヌスです。
先日、地元福岡市で運転免許更新のために「高齢者講習」を受けてきました。その少し前には、別の機関で運転適性検査も受けており、そこで私は「動体視力ランク10(20代相当)」という、我ながら驚く結果を出していました。
ところが──今回の高齢者講習で受けた動体視力検査では、数値だけを見ると「え?本当に同じ人間の結果なのか?」と思うほど、適性検査とは違う評価になったのです。
高齢者講習の動体視力検査で数値が思ったより低く出て、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
「もしかして、急に能力が落ちたのか?」
「それとも、検査方法が違うだけなのか?」
この記事では、高齢者講習を受けた後に71歳となった現役タクシードライバーの立場から、その違和感の正体と「本当の運転力」について正直にお話しします。
これから高齢者講習を受ける方へ
- 検査機器の説明は、遠慮せず確認してOK
- 数値だけで一喜一憂せず、実車評価も重視する
- 不安があれば、講師にその場で質問してよい
この記事でわかること:
- ● 運転適性検査と高齢者講習、それぞれの動体視力結果の大きなギャップ
- ● なぜ同じ人間なのに、検査方式で数値に違いが生まれたのか
- ● 数値が振るわなくても、実車評価で「運転はまったく問題なし」と言われた理由
- ● 高齢ドライバーが本当に気にすべき「数字」と「現場での視点」
- ● 「視野165度」というプロの数値が示す安全への確信
【結果比較】動体視力ランク10から一転、苦戦した数値の正体
※本記事は「数値が低くても安全に運転できる」と断定するものではありません。検査結果の受け止め方と、実車評価との関係について、あくまで筆者個人の体験を共有するものです。
まず、私が以前受けた適性検査の結果をご覧ください。動体視力はランク10、グラフで見ても20代から30代の平均を大きく上回る位置にあります。
2026年1月13日に受けた運転適性検査の動体視力結果(ランク10)⤵️

しかし、今回の高齢者講習での測定結果はこちらです。
- 動体視力:0.4
- 夜間視力:0.6
今回の高齢者講習での動体視力検査結果⤵️

前回の「20代相当」という自信があっただけに、この0.4という数字には正直戸惑いました。しかし、冷静に振り返るとそこには「検査方式への不慣れ」という大きな要因がありました。
参考にして頂きたい「適性検査」の報告をした記事 → 70歳・現役タクシードライバーの適性検査結果を公開|数字で見えた「続けられる人」と「危ない人」の違い
なぜ数値にギャップが生まれたのか?
特に高齢者講習を初めて受ける方は、「慣れない検査方式」で本来の力を発揮できないケースも少なくありません。
高齢者講習の検査機器は、以前受けた適性検査とは操作方法や見え方が異なりました。初めての方式を瞬時に飲み込めず、戸惑っている間に計測が進んでしまったのが正直なところです。つまり、「純粋な能力」以前に「検査のやり方への適応」が数値を左右していたのです。
検査方式の違い⤵️
– 適性検査:PC画面で視標を追う方式
– 高齢者講習:回転円盤・瞬間表示方式
数値以上に重要!「視野165度」が示す現役の底力
動体視力の数値には凹みましたが、一方で自信を深めた項目もあります。それが「視野角度」です。
今回の私の結果は、両眼視野角度165度でした。講習のテキストによると、一般的な高齢者は周辺視野の機能が低下すると140〜150度まで狭くなることもあります。さらには60度程度まで狭まってしまうこともあると警告されています。
その中で165度を維持できているのは、日々の乗務で常に周囲を警戒しているプロならではの結果だと言えるでしょう。
実車講習での評価:「運転はまったく問題ありません」
数値による適性検査の後に待っていたのは、教習所内での実車走行です。実際にハンドルを握り、基本動作を確認しました。
結果、担当の教官からはこう告げられました。
「運転はまったく問題ありませんね。非常にスムーズです」
高齢者講習で実際に使用された教習車⤵️

この言葉にすべてが集約されていると感じました。機械で測る数値も一つの指標ですが、プロに求められるのは、それらを補って余りある「予測能力」と「確実な基本動作」なのです。
これから高齢者講習を受ける予定の方、特に「現役でハンドルを握り続けているプロドライバー」の方にこそ、知ってほしい体験です。
結論|動体視力0.4でも免許更新は可能なのか?
高齢者講習における動体視力の数値は、一定基準を下回ったからといって即失効になるわけではありません。重要なのは、講習全体の評価と実車指導での総合判断です。
今回の私のように数値に戸惑いがあっても、実車で問題なしと評価されるケースもあります。不安な場合は、その場で講師に確認することが大切です。
高齢者講習では、動体視力の数値だけで合否が決まるわけではありません。
まとめ|年齢ではなく「自覚と対策」が運転寿命を決める
高齢者講習を終えて強く感じたのは、数値に一喜一憂しすぎる必要はないということです。大切なのは、「今の自分の状態を知り、それを技術と経験でどうカバーするか」です。
- 検査数値は方法一つで変わる。過信も落胆も不要。
- 視野の広さや実地での安定感こそが安全運転の要。
- 定期的な講習で客観的な評価を受ける勇気が運転寿命を延ばす。
71歳。まだまだハンドルを置くつもりはありません。今回の学びを胸に、明日からも福岡の街で、最高に安全な「おもてなし」を届けていきたいと思います。
この記事をお読みの皆さんもまずは一度、適性検査や講習で“今の自分”を知ることから始めてみてください。
数字に振り回されず、しかし過信せず。それが、長く安全にハンドルを握り続ける唯一の道だと、私は実感しています。

