こんにちは。現役タクシー歴7年、70歳のヤヌスです。
タクシー運転手にとって、最も心強い財産は何でしょうか?それは、「定期的に利用してくださる固定客」、特に「指名予約」をしてくださる上得意のお客様です。
固定客は、単なる安定収入源というだけでなく、長距離や定期的な高単価移動をしてくださるケースが多く、一日の売上目標を早めに達成するための「柱」となります。
この記事では、ベテランドライバーが実践している、無理なく固定上客(指名客)を得るための具体的な7つの条件と、そのための運転技術、人柄、そして情報収集の極意を解説します。
固定上客を得るための7つの条件:
- ・【技術】「無理のない運転」でお客様に安心感を与える。
- ・【人柄】「お客様の都合に合わせるおおらかさ」を身につける。
- ・【情報】「定期的な移動情報」を正確に記録・活用するノウハウ。
1. 【運転技術】ストレスゼロの確実なお届け
固定客は、目的地への到着時間や経路の「確実性」を重視します。テクニックよりも、安心感が信頼を生みます。
1-1. 条件1:無理のない運転技術と走行
急な加速、急ブレーキ、急ハンドルは、酔客でなくても不快感を覚えます。特に長距離のお客様は、シートに座っている時間が長いため、「加減速が滑らかで、ほとんど揺れを感じさせない」運転が必須です。これがお客様にとっての「無理のない運転」です。
1-2. 条件2:目的地への確実な最短ルート(選択肢の提示)
お客様の指定ルートがあれば必ず従いますが、渋滞時などは「〇〇経由と、少し遠回りですが時間優先の〇〇経由がございます」と選択肢を提示することがプロの仕事です。最終決定権をお客様に委ねることで、信頼と安心感が生まれます。
2. 【人柄と会話】「また会いたい」と思わせる魅力
会話上手であることは重要ですが、それ以上に「心地よさ」と「配慮」が固定客獲得の鍵です。
2-1. 条件3:お客様の都合に合わせるおおらかさ
お客様の「少し待ってほしい」「寄り道してほしい」といった要望に、快く応じる「おおらかさ」が必要です。特に指名客は、多少の融通が利く運転手を求めます。ただし、法令を遵守し、メーターを適正に回すことは必須です。
2-2. 条件4:人柄の良さと「沈黙を恐れない」会話上手
会話上手とは、話し続けることではありません。お客様が話したいときには興味を持って聞き役に回り、疲れていると察したらすぐに「心地よい沈黙」を提供できる配慮が必要です。人柄の良さは、この「配慮」から生まれます。
2-3. 条件5:乗降時の細やかな気遣い(特に荷物)
乗車時、降車時のドアサービスはもちろん、お客様の荷物(特に重いトランクや高級なバッグ)への配慮は必須です。「目的地に着いた後の一瞬のサービス」が、次の指名に繋がります。
3. 【情報管理】安定収入を生む「指名予約」の仕組み
お客様の優しさに頼るだけでなく、プロとして固定客の情報を管理し、指名に繋げる行動が安定収入を生みます。
3-1. 条件6:定期移動の情報収集とメモの活用
「毎週月曜日の朝8時にこの場所から空港へ」「毎月月末の金曜日に会社から〇〇区の自宅へ」といった定期的な移動情報は、必ずメモします。そして、次に乗車された際に「今日は金曜日ですね。先月もこの時間にご利用でしたね」と声をかけることで、お客様は「自分を覚えてくれている」と感じ、指名予約の可能性が飛躍的に高まります。
3-2. 条件7:会社経由の「指名予約」の流れを理解しておく
個人で指名を受けることは禁止されている場合がありますが、お客様から会社へ指名予約が入ることがあります。お客様に「もし次回も私をご指名いただける場合は、会社に『〇〇番のヤヌスさん』とお伝えください」と優しく伝えることで、会社のルールを守りつつ固定客の獲得に繋げられます。
ただ、私が勤めるタクシー会社のように、会社が「個別連絡での予約」を公式に認めている場合には、長距離のお客様から直接ご依頼をいただくケースがあります。お客様から自身の携帯などに連絡が入り「明後日の朝8時に配車して〇〇まで」という依頼を受けていい場合もあります。これは運転手をとても気に入っている証拠です。
まとめ:固定上客は最高の「資産」である
固定上客は、あなたの運転技術、人柄、そしてプロ意識が認められた証拠です。
この7つの条件を日々の乗務で実践することで、安定した売上を確保できるだけでなく、お客様との温かい交流という、この仕事の最高の喜びを得ることができます。
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