こんにちは!現役タクシードライバー歴7年、70歳のヤヌスです。
福岡市でタクシードライバーとして働く私の日常は、毎日が新しい出会いの連続です。
近年、世界中から多くの外国人観光客が福岡を訪れるようになり、彼らをお乗せする機会も増えました。
「英語は苦手だから外国人のお客様はちょっと…」と感じる方もいるかもしれませんが、ご安心ください!
私が7年間で培った経験から言えるのは、完璧な英語は必要ないということです。
大切なのは、お客様に安心して、そして快適に過ごしていただく「おもてなし」の心。
そして、それを伝えるためのごく基本的な英語フレーズさえあれば、十分に心を通わせることができます。
この記事では、私が普段の営業で「これだけは本当に頻繁に使う!」と実感している、厳選された10の英会話フレーズをご紹介します。
各フレーズには音声(私の声)も付いているので、発音を確認しながら練習できます。
この10フレーズをマスターすれば、自信を持って外国人のお客様をお迎えできるようになります。ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
- タクシー運転手が日常で使う「超頻出」英会話フレーズ10選
- 各フレーズの正確な発音を音声で確認する方法
- 英語が苦手でも、自信を持って外国人のお客様とコミュニケーションをとるコツ
- お客様に「安心感」と「おもてなし」を伝える英語表現
お客様を迎える第一声が印象を決める
タクシーに乗車された瞬間、第一印象がその後の会話の雰囲気を左右します。笑顔とともに、はっきりとした挨拶を心がけましょう。
必要なのは基本的な英語表現を覚えること。これだけで外国人とのコミュニケーションはとてもスムーズになります。
フレーズ1:「こんにちは!」
Hello! (一日を通して使える挨拶言葉)
Good morning (午前中に使う)
Good afternoon(午後に使う)
Good evening(夕方から夜に使う)
時間帯に応じて使い分けることで、より丁寧な印象を与えられます。
フレーズ2:「ようこそ、日本へ!」
Welcome to Japan!
旅の始まりに歓迎の気持ちを伝える一言は、お客様の心を温かくします。
フレーズ3:「どちらまで行かれますか?」
Where would you like to go?
目的地を尋ねる最も基本的なフレーズです。落ち着いて、はっきりと伝えましょう。
行き先の確認は丁寧に
外国人のお客様は、地図やスマートフォンを使って目的地を伝えることが多いです。
聞き取れなかった場合は、遠慮せずに確認しましょう。
フレーズ4:「住所を教えていただけますか?」
Can you tell me the address?
ホテル名だけでは分からない場合に便利です。
フレーズ5:「地図を見せていただけますか?」
Can you show me on the map?
スマートフォンや紙の地図を見せてもらうことで、誤解を防げます。
フレーズ6:「この通りで合っていますか?」
Is this the correct street?
道順を確認しながら進むことで、お客様に安心感を与えられます。
出発前の安全確認も英語で伝える
安全運転はおもてなしの基本。出発前に一言添えるだけで、信頼感が生まれます。
フレーズ7:「シートベルトをお締めください。」
Please fasten your seatbelt.
ジェスチャーを交えると、より伝わりやすくなります。
フレーズ8:「出発します。」
Let’s go. / We’re leaving now.
急発進を避けるためにも、一声かけるのが親切です。
到着時の声掛けと精算の表現
目的地に到着したら、運賃を明確に伝え、スムーズな降車を促しましょう。
フレーズ9:「到着しました。」
We have arrived.
シンプルで明確な表現です。
フレーズ10:「合計で〇〇円です。」
It’s [金額] yen in total.
ここでは「合計で3,500円です。」という例文をご紹介します。
It’s ¥3,500 yen in total.
メーターを指差しながら伝えると、より親切です。
おまけのフレーズで印象アップ
接客の最後はいい別れの挨拶で締めくくりましょう。次の3つの表現を覚えておけば大丈夫です。
「ありがとうございました。」
Thank you very much!
笑顔とともに伝えることで、良い印象が残ります。
「忘れ物はありませんか?」
Do you have everything? / Don’t forget anything.
お客様の荷物を気遣う一言は、まさに日本的なおもてなしです。
別れ際に「良い一日を」
Have a nice day!
これは日本語の「行ってらっしゃい」にも相当する言葉です。これを言うと、外国人のお客様はたぶん You, too.(あなたもね) と返されるはずです。
参考記事:英語が話せる私が断言します:話せなくても外国人観光客とは“心が通じます”
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した10の「超頻出」英会話フレーズは、日々の業務で外国人のお客様とスムーズにコミュニケーションを取るための強力なツールとなるはずです。
完璧な発音や流暢な会話は必要ありません。大切なのは、「お客様に快適に過ごしていただきたい」というあなたの『おもてなし』の心です。
私も70歳になった今でも、これらの基本的なフレーズと、何よりも笑顔とジェスチャーを大切にしながら、毎日ハンドルを握っています。
外国人のお客様が日本のタクシーに乗って「良かった!」と感じてくださる時、この仕事の大きなやりがいを感じます。
ぜひ、これらのフレーズを練習して、外国人のお客様との出会いを楽しみ、あなたのタクシードライバーとしてのキャリアをさらに充実させてください。
