悪天候・イベント時こそチャンス!70歳ドライバーが伝授する「稼ぎ時」の見極め方

雨の日にイベント会場前で客待ちするタクシー運転手 【稼ぐノウハウ】ベテランが教える高収入実現術

こんにちは!現役タクシードライバー歴7年、70歳のヤヌスです。

「雨の日は道が混むし、イベントの日は人が多すぎて動きにくい…」新米タクシードライバーのあなたは、悪天候や大規模なイベント開催日を、つい「大変な日」だと感じていませんか?

確かに、いつもとは違う状況に戸惑うこともあるでしょう。しかし、私のようなベテランドライバーにとって、こうした日は実は**「最高の稼ぎ時」**なんです。

この記事では、悪天候やイベント開催といった特殊な状況下で、いかに効率よく売上を伸ばすか、そのための「稼ぎ時の見極め方」と「実践的な立ち回り方」を徹底解説します。

この記事でわかること

  • 悪天候がタクシー需要に与える影響とチャンス
  • イベント開催時の「隠れた需要」の発見方法
  • 「稼ぎ時」における効率的な立ち回り方
  • 天候・イベント情報を活用した事前準備の重要性

悪天候は「天からの恵み」!需要を読み解くポイント

雨や雪、強風といった悪天候は、ドライバーにとって運転しにくいものですが、同時にタクシーの需要が劇的に高まる「天からの恵み」とも言えます。このチャンスを最大限に活かすためのポイントを理解しましょう。

雨・雪がもたらすタクシー需要の増加

傘をさすのも億劫になるような悪天候は、多くの人がタクシー利用を考える瞬間です。特に以下の状況では需要が急増します。

  • 「ちょっとした雨」が止まない時: ザーザー降りの大雨よりも、パラパラと降り続く「止みそうにない雨」の方が、駅や商業施設からのタクシー利用が増えます。人々は「少し待てば止むかも」と期待し、それが裏切られた時にタクシーを選びます。
  • 急な天候悪化: 突然の雷雨や強風など、予測できない悪天候は、外出中の人々を急いで屋内へ、あるいは目的地へ向かわせるため、タクシーへの集中が起こります。
  • 雪が降り積もる時: 雪は路面状況を悪化させ、公共交通機関の遅延や運休を招きやすいため、タクシーへの依存度が飛躍的に高まります。普段タクシーを使わない人も利用する傾向があります。
  • 傘がない人: 急な雨で傘を持たない人々のニーズは非常に高く、短距離でもタクシーを利用する傾向があります。

これらの状況を見極め、いち早く需要が発生する場所へ移動することが、稼ぎ時を逃さない秘訣です。

悪天候時の効率的な立ち回り方

ただ闇雲に走るのではなく、需要が高まる場所と時間を狙って効率的に営業しましょう。

  • 駅や主要ターミナル駅の攻略:
    • 悪天候時は、鉄道やバスからの乗り換え需要が集中します。特に、屋根があるタクシー乗り場や、商業施設に隣接する場所は狙い目です。
    • 駅前での長時間待機は避け、乗車があればすぐに次のお客様を探しに行く「回転率」を意識します。
  • 商業施設・オフィス街の巡回:
    • ランチタイムや帰宅時間帯には、雨を避けて商業施設やオフィスビルからタクシーを利用する人が増えます。
    • 地下街や地下道で繋がっているような施設は、雨に濡れずにタクシーに乗れるため、特に需要が高いです。
  • 病院・高齢者施設の周辺:
    • 体調の優れない方や、移動に不便を感じる高齢者の方々は、悪天候時にタクシーを強く必要とします。
    • こうした施設周辺は、比較的安定した需要が見込めます。
  • アプリと無線の併用:
    • 悪天候時はアプリ配車も増えますが、電波状況の悪い場所や、高齢者などアプリ利用に慣れていない方からの無線配車も増えます。両方を有効活用し、取りこぼしを防ぎましょう。

雨が降ったらまず「どこに人が集まるか?」を考え、そこへ向かうのが基本です。

イベント開催時こそ「稼ぎ時」!見極めと戦略

大規模なコンサート、スポーツイベント、お祭りなどは、一時的に大量のタクシー需要を生み出します。しかし、ただ向かうだけでは非効率です。ベテランは「隠れた需要」を見極め、戦略的に立ち回ります。

イベントがもたらす需要の発生パターン

イベント時の需要は、開始前と終了後、そして開催地周辺だけでなく広範囲に及びます。

  • イベント開始前(ピーク1):
    • 開場時間に合わせて、主要駅やバスターミナルから会場への移動需要が高まります。遠方から来るお客様が多く、普段利用しない道を走るチャンスです。
    • 会場周辺のホテルや飲食店からも、早めに到着したいお客様の需要が見込めます。
  • イベント終了後(ピーク2):
    • 終演時間に合わせて、会場から駅やホテル、自宅への大量の帰宅需要が発生します。これが最大の稼ぎ時です。
    • 特に、公共交通機関が混雑したり、最終便が近づいたりする時間帯は、タクシーへの集中が著しくなります。
  • 開催地周辺の飲食店・ホテルからの需要:
    • イベント参加者が利用する周辺の飲食店やホテルからも、二次会や宿泊先への移動需要が発生します。
    • イベントの前後だけでなく、休憩時間なども含めて、周辺エリアを広く意識することが大切です。
  • 地方からの来場者:
    • 普段タクシーを利用しない遠方からの来場者は、土地勘がないため、迷わずタクシーを選ぶ傾向があります。彼らが宿泊するホテルなども狙い目です。

イベントの種類(コンサート、スポーツ、祭り、展示会など)によって、ピークの時間帯や需要の発生場所は微妙に異なります。

イベント時における効率的な立ち回り方

イベントの規模と性質を把握し、戦略的なルート選定と待機場所選びが重要です。

  • 会場周辺の地理を把握する:
    • 会場の出入り口、タクシー乗り場の位置、周辺道路の交通規制情報を事前に調べておきましょう。
    • 会場周辺の混雑を避けるための裏道や、お客様をスムーズに降ろせる場所を把握しておくことも重要です。
  • 開始前・終了後の動きを予測する:
    • 開場時間や終演時間を事前にチェックし、それに合わせて会場周辺への移動を開始します。
    • 終演後は、主要駅やバス乗り場が大混雑するため、少し離れた場所で待機し、混雑を避けてお客様を拾う工夫も必要です。
  • ホテルや主要駅への送迎を狙う:
    • イベント会場から直接自宅へ帰るお客様だけでなく、宿泊するホテルや新幹線・飛行機に乗るための主要駅へ向かうお客様も多いです。長距離のチャンスを逃さないようにしましょう。
  • 公共交通機関の状況確認:
    • イベント終了後、鉄道やバスの混雑状況、運行状況を確認しましょう。公共交通機関が混雑しているほど、タクシーの需要は高まります。
  • AIアプリとの連携強化:
    • イベント時はアプリでの配車リクエストも爆発的に増えます。アプリを積極的に活用しつつ、無線のニーズも逃さないように、両方をバランスよく使いこなしましょう。

イベントは予測が比較的容易な「稼ぎ時」ですが、事前の準備が売上を大きく左右します。

「稼ぎ時」を逃さないための事前準備と判断力

悪天候やイベント時に最高のパフォーマンスを発揮するためには、日頃からの情報収集と、それを基にした的確な判断力が不可欠です。これこそが、ベテランと新米の差を分けるポイントになります。

事前情報収集の習慣を身につける

「稼ぎ時」は突然やってくるものではありません。常にアンテナを張り、情報を収集する習慣をつけましょう。

  • 天気予報のチェック:
    • その日の天気だけでなく、数日先の予報や、時間ごとの降水確率、風の強さなどを細かくチェックします。
    • 特に急な気圧の変化やゲリラ豪雨の可能性など、タクシー需要に影響を与える情報を注視します。
  • イベント情報の把握:
    • 例えば、私の地元福岡なら市内の主要なイベント会場(マリンメッセ福岡、福岡PayPayドーム、Zepp Fukuoka、博多座、福岡国際会議場など)で開催されるコンサート、スポーツイベント、展示会、お祭りなどのスケジュールを事前に確認します。
    • 特に大規模なイベントは、開催期間、開場・終演時間、予想来場者数などを詳しく調べておきましょう。
  • 交通情報の確認:
    • リアルタイムの交通情報アプリやラジオなどを活用し、事故、渋滞、交通規制などの情報を常に把握します。
    • 悪天候時は、道路の冠水情報や通行止め情報も重要です。
  • 運行管理や同僚との情報共有:
    • 会社からの通達や、運行管理者からのアドバイス、同僚ドライバーからの生の情報は、非常に貴重な情報源です。積極的に情報交換を行いましょう。

これらの情報に基づき、「いつ」「どこで」「どのような」需要が発生するかを予測する習慣をつけましょう。

経験に基づいた「判断力」を磨く

収集した情報を元に、瞬時に最適な行動を選択する判断力は、経験によって培われます。

  • 需要と供給のバランスを見極める:
    • ある場所にタクシーが集まりすぎていると感じたら、早めに別の場所へ移動するなど、供給過多な場所を避ける判断が必要です。
    • 逆に、需要が高まっているのにタクシーが少ない場所を見つけられれば、効率よく稼げます。
  • リスクとリターンのバランス:
    • 悪天候時の無理な運転や、交通規制が厳しい場所への突入はリスクが高いです。安全を最優先しつつ、それでもリターンが大きいと判断できる場合に限り、挑戦しましょう。
    • 例えば、遠方からのお客様を乗せた場合、帰りの空車リスクと、その長距離料金を天秤にかける判断も必要です。
  • 直感を信じる勇気:
    • 数字やデータだけでなく、長年の経験から培われる「勘」も大切です。多くの情報を収集し、考え抜いた上で出た直感は、時に最高の判断となることがあります。
  • 振り返りと学び:
    • 一日の営業終わりに、今日の天候やイベント、そして自分の立ち回りがどうだったかを振り返りましょう。「あの時、こうしていればもっと稼げた」といった反省を次の営業に活かすことで、判断力が磨かれていきます。

情報と経験の積み重ねが、あなたを「稼ぎ時」を逃さないプロへと成長させます。

参考記事:勤務時間上限内で【給料最大化】!70歳ベテランが教える「休憩・食事」の最適化戦略

まとめ

新米タクシードライバーの皆さん、悪天候やイベント開催は、決して「厄介な日」ではありません。

天候の変化を読み解き、イベントの動向を予測し、その上で最も効率的な立ち回り方を実践することで、あなたの売上は飛躍的に伸びるでしょう。

今日からあなたも、ピンチをチャンスに変える「見極め力」を磨いて、ベテランドライバーの仲間入りを目指しましょう!

タクシーのイラスト「天候が荒れる時、人はタクシーを求める。その時こそ、あなたの腕と知恵が試される最高の舞台となるだろう。」

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