NY 現地発最新レポート! 手作り持参派、デスク飯編

2016.01.25

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今回からは、現地発最新レポート編でお送りします。

 

ニューヨークに暮らす娘を訪ねたのは、昨年の12月。

 

マンハッタンのオフィスに潜入してニューヨーカーのランチを見せてもらいました。

 

 

ニューヨーク、それもマンハッタンは、とにかく何でも手に入るから日本食事情には事欠きませんが、

とんでもなく高い。日本食に限らず「食材」すべてが高いのね。

 

 

 ランチタイムはどこも短いのだから、短い時間でささっと済ませたい。

 

安くて美味い店はどうしてもランチタイムは長い列ができてしまう。

 

でもレストランに入ってしまったら、

飲み物にサンドイッチ程度でも、軽く2000円は飛ぶ、お決まりのチップ(10%程度)を払うと、

食後のコーヒー代も吹っ飛ぶ計算。

 

 

なかなかここで生きていくのは大変です。

私はカフェでメニューみてランチ(ハンバーガーとホットドリンク)を注文したら

3400円(含むチップ)でびっくりしましたね。

 

 

だからみんな、日常はあれこれ工夫をしてるんですね、とっても。

マンハッタンのオフィスのランチタイムを直撃してみました。

 

 

まずは、手作り持参派、デスク飯編

 

アメリカ人男性40代(奥さんは専業主婦)は、なかなか手がこんでますが、

最近ちょっと体重が気になるようで「ヘルシーにしてね」というのが奥さんへのリクエストだとか。

 

スープとサラダ

スープはリンゴのポタージュとピーカンナッツ・オートミールグラノーラ

キャベツ、赤カブのサラダ、レモンドレッシング。

 

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こちらは、20代アメリカ人独身男性。

 

金欠だそうで、外でランチを買うよりは自炊!

 

見た目は二の次。

肉と玉ねぎを、どーんとオーブンの皿に乗せて即席ミートローフ。

一応野菜も採ろうってことで芽キャベツも投入したんだとか。

 

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そして20代独身女子

 

週末に作りためて一週間を乗り切る!ということで、

大鍋料理のビーフシチュー。ニューヨークの女子にもいたのね、週末作り置き派が。

 

 

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ランチ用に、電子レンジが設置されています。

 

そのためにお弁当のコンテナ(弁当箱)は、レンジ対応の素材になるのですね。

熱々が持ち運びできるように、プレートも準備されているのが素晴らしい。

 

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 現地レポートは次回に続く。

メキシコのサラメシ

2015.12.29

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メキシコのサラメシ

 

メキシコから、海外で作る純ジャパ弁当というのを発信したらNHKの「サラメシ」に出演することになってしまいました。

 

海外で和食のお弁当作りにこだわってきたけど、いろいろ番組に提出したお弁当のなかで、
放送に採用されたのは、あまり力をいれてないごく普通の煮ものと卵焼きと梅干しののったお弁当で、
ちょっと気落ちしたけどね。

 

 

スペイン文化の影響を受けたメキシコは、当然食事の時間もラテン・タイム。

 

朝は、簡単なフルーツとパンにチョコラテ、もしくはちょっと遅めのデサジュノ(ブランチみたいなもの)では、
コース料理でフルーツ盛り合わせ、フレッシュジュース、メインの卵料理(オムレツからトルティージャの
おじや風のものなどいろいろ)、甘いデニッシュのパン、コーヒーかチョコラテ。
(お茶の栽培のない中南米には紅茶を飲む習慣がとても少なくお茶といえばハーブティーになる)
デサジュノ・ミーティングなるビジネスかいぎもあったりしてなかなか優雅です。

 

 

お昼ご飯は、スペイン風のシエルタ同様にゆっくり時間をかけてコースでと言う場合が多く、
13~14時から、ゆっくりだと夕方16時ごろまでテーブルを囲む人もいます。ビジネスタイムは
朝早くて7-8時ごろから13時。13時に昼食になることはかなり早めで、日本人のお腹には
待ちどうしいころになってようやくのお昼ご飯。

 

 

 

ここでチョイスは、2パターン。

 

 

コミーダコリーダと呼ばれる定食ランチか、立ち食いタコススナックか。

定食ランチといってもお昼ご飯が一日のメインのメキシコ人のとっては前菜からメイン、
飲み物(フレッシュなフルーツジュースが多い)にデザートまでのコース。

 

 

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朝、しっかりデサジュノを済ませて、お腹が空いていない人や、
ビジネスに追われてテーブルについて食事ができない人は、
タコスの立ち食いスナックと言う感じになります。

 

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こちらは、道端の有名なタコス屋さん。タコスのなかでもギサードと呼ばれて、
トルティージャに、トマト風味(アロス・メヒカーナ=メキシコ風ピラフ)や
野菜の炊き込みご飯(ハルディン・プリマベーラ=春の庭のご飯)をのせて、
サルサで煮込んだチチャロン(豚の背脂のクリスピィーせんべいの煮込み)や、
血の入ったチョリソー、野菜の煮込みを乗せていただきます。

 

 

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chityaron  豚の背脂を緑のサルサで煮込んだ定番の家庭料理

 

一般的なタコスが、肉や魚を巻いて食べるのに対して、ギサードは、
メキシコ料理のおかずとご飯を巻いて食べる庶民の味。

 

 

 

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gisado  典型的なギサード トウモロコシのトルティージャに炊き込みご飯にフリホーレス

 

 

メキシコの代表的なサラメシです。

 

 

さらにメキシコのギサードを知りたい人は、こちらへ

http://jetwife.exblog.jp/18539486/

 

 

メキシコのコミーダコリーダ(ビジネスマンの定食)を知りたい方はこちらへ

http://jetwife.exblog.jp/i21/

 

 

 

 

 

 

 

日本人駐在員のお子さまたちのお弁当事情(1)

2015.10.05

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日本人駐在員のお子さまたちのお弁当事情 1

 

父親の仕事の関係で、海外生活を余儀なくされた子どもを「海外帰国子女」と言いますが、

自分の都合で海外の学校を選択して留学した子どもは「帰国子女」とは言いません。

 

 

どんな時にこの経歴が問われるかと言えば、受験の時の「海外子女受験枠」の審査の時。

「海外帰国子女」という教育ハンデや、逆に秀でた語学力などが受験審査の対象になりますが、

これには実は帰国子女の受験資格認定が必要。

 

 

父親(もしくは母親)の海外勤務証明書(勤務先の人事部が発行したもの)と、子どもの海外駐在年月が

一致しているか?帰国子女認定のために、不必要に海外居住期間を増やしていないかなどが審査され、

万が一、お父さんの先行帰国が決まっても、学校生活の切りがいいところまで自己都合で在留した期間は、

帰国子女滞在期間には含めないというような厳しい審査がある学校(特に人気の有名私立、国立校)

などがあります。

 

 

だから自己都合で、留学した(高校生まで)は帰国子女じゃないのね。

 

 

 

 今は、日本の帰国子女も第二世代で親子ともども帰国子女なんていうのもずいぶん増えたし、

直木賞作家、西可奈子さんの「サラバ」は、ご自身の経験をもとにした帰国子女の小説。

なかなかご苦労されていて、大変だったのがよくわかります。

我が娘などは、この本を自分の体験に重ね、途中泣きながら読んでいましたね。

 

前置きが長くなりましたが、

海外の学校や、海外の日本人学校へ通学する子どもたちのお弁当事情を今回はご紹介します。

 

 

海外の日本食料品店にも必ず魔法瓶とお弁当グッズは準備されていますが、少量輸入されたものは、

日本ほど選択肢が多くなく、あれこれ選べないのがちょっと辛く、赴任するときにこれらを周到に

準備されている方も多いのです。

特に日本人学校では「かたみのせまい」想いをさせたくないという日本人らしい母心から。

現地では、日本製のお弁当箱や、ランチジャー、魔法瓶の性能の優れた品質は、これまた各国で

お弁当マニアの人気アイテムで、密閉して汁が漏れないランチボックスや、長時間冷めない

ランチジャーを買い求めに、わざわざ噂を聞きつけて日本食材店に足を運んでくる現地の人もよく見かけます。

わたしも、「これは絶対に汁が漏れないの?」とか、「この魔法瓶は何時間くらい冷めないの?」

なんていう質問をよく受けました。

 

 

そんな子どもたちが学校に毎日持っていくお弁当アイテム。

これは日本を出発する時に必ず、どの親もひどく心砕く問題です。

たくさんの魔法瓶のスペアや、お弁当箱に、ランチボックス用の可愛いグッズのまとめ買いなどは、

渡航前の買い物アイテムの必需品になってきます。

駐在の申し送りには、「魔法瓶の中を洗うブラシが現地には売ってないから、日本から持参のこと」

なんていうご親切なアドバイスもいただいてびっくりしたこともありました。

 

 

たぶん、日本ほど、お弁当の「容器」の開発に熱を入れている国は他に類がないと思うのです。

京都には外国人に人気のお弁当箱のお店があるのだとか。

これすごくよくわかります。

 

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そしてお国柄でいろいろ変わることも面白い。

 

 

インドでは前回のブログでご紹介した重ね式の丸い重箱弁当でしたが、

インド人に「日本の弁当箱は四角いんだね?カレーが隅に残ってすくえないから、

インド弁当箱は絶対に丸型に限る」と言われたこともありました。

 

 

 

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アメリカ人に至っては、質やデザインよりも合理性が優先されて、ジッパーつきのビニール袋が大活躍。

メキシコでは、マーガリンの容器や、ヨーグルトカップなどのリサイクル用品で済ませている人が多くて、

あまり容器にはこだわらない。

 

 

お弁当の携帯先でもナプキン(風呂敷)を広げ、テーブルを整え、器にも凝って食を楽しむという

日本のお弁当文化は、かなり素敵な事だと思うのです。

 

 

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