鹿児島のお菓子vol.8 丸に十の字の「伊集院まんじゅう」

2016.12.31

こんにちは。

第2期BenLaboブロガーの久木田仁美です。

 

今回は、薩摩藩主島津家の家紋である「丸に十の字」の形が印象的な「伊集院まんじゅう」。

こちらをご紹介させていただこうかなと思います♪

こちら・・・

 

米の粉と砂糖、熱湯を合わせた皮で白餡を包んだのがその中身の正体。

片栗粉が大量にまぶしてあって、気をつけないとえらいことになります。(あたり一面粉だらけ)

子供の頃は机の上にいらない紙などを敷いて食べさせられていた記憶が。

いや、今も・・・敷くかも。(チビの頃からドン臭さは現在まで進行中・・・汗)

 

鹿児島県日置市にある伊集院といえば、島津義弘公の居城があった場所。

義弘公は、戦国時代最強レベルの武将であり、常に寡兵をもって数倍の敵を破ったことで知られています。

義弘公を祀る伊集院の徳重神社では、毎年この故事を今に伝える祭り「妙円寺参り」が行われており、

これにちなんで島津家の家紋である丸に十をかたどったこのお菓子が現在も受け継がれているのです。

 

「妙円寺参り」は鹿児島三大行事の一つで毎年10月第4土日に開催。

 

鹿児島市内から日置市伊集院町までの約20㎞の道のりを歩いて参拝する伝統行事です。

鹿児島市内の多くの小学校ではこれに習って「妙円寺遠行」なる行事が同じ時期に行われます。

 

この行事は主に地域のあいごの係りが主体となって動きますが、運動不足の体にこの行事はなかなか辛い(涙)

出来るならばこの係りにはなりたくないと(!)内心思っている親御さんも多いのでは・・・私だけかしら。

 

余談ですが、鹿児島では「山坂達者」と言う言葉があります。

青少年の心身の鍛錬という教育的な意味合いで使われているこの言葉。

私が小学生の頃は「山坂達者な子」というスローガンの下に朝の運動などが数多く行われていました。

妙円寺遠行もその1つなのかな?

 

で、伊集院饅頭に戻りますが他県では、ほとんど知られていないのでは? 白餡がはいっているだけのシンプルな菓子です。

皮と中身との境目が区別がつかないぐらい一体化していて、すうっと口の中でとけていきます。

 

  

 

今回この記事を書くにあたっていくつかのお店のものと出会いましたが、

私が子供の頃にはなかったフレーバーもあって、

歴史あふれるこのお菓子にも時代とともに変化がありました。

機会がありましたら是非皆様もお口の周りを白くさせながら、この「伊集院饅頭」を味わってみてください!
今年最後の更新となりました。

つたない文章なのにお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

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